今日の散策はお寺巡りとグルメです。
まずは東慶寺を参拝
土曜日ということもあり、観光客が押し寄せる前に行こうと思って朝 9:00に行ってきました。
こういったお寺です。
ざっくりですが
東慶寺は弘安8年に開創され、ここに駆け込めば離縁ができる寺として明治に至るまでの600年間続いたそうです。
後醍醐天皇皇女(用堂尼)が護良親王の菩提を弔うため五世住職となり、御所寺、松ヶ岡御所とも呼ばれ明治4年の廃仏毀釈によって縁切りの寺法は廃止になってしまい、明治35年には尼寺の歴史も幕を閉じたそうです。
明治38年に建長寺の釈宗演禅師が入寺し、荒廃したお寺を復興して開山となったんですって。
HP↓
9:00開門です。
山門をを入ってすぐ左が鐘楼。
そこを過ぎてまっすぐ進むと右側に本堂。中に入ってみると、テレビで見た戦国時代を思わせるような本堂でした。右側に鎮座しているのは歴代の尼さんの誰かかな?柱や床板は本物の木だ。昔住んでいた古い家と同じ床板と柱だった。懐かしい。自分の家に帰ってきたよう。ただいまと心の中でつぶやいた。
さらに進んでいくと、寒雲亭、水月堂、白蓮舎と、趣のある風流なお茶室が建っています。
寒雲亭↓
水月堂↓
白蓮舎↓
ここは写経やお茶ををやる方だけが入れるようです。残念!(>_<)
さらに奥に進むと鬱蒼とした杉の木が並んだ森が見えてきます。その森の左側に現れたのは苔が一面に広がっている幻想的な緑色の景色。苔の上に小さな墓石が並んでいます。苔の海にひっそりと浮かぶ墓石。まるで芸術作品のよう。その横には杉の大木。見上げると、空一面にもみじの葉が広がっている。緑色のカーテンは苔ともみじの葉の色だった。こんなに大きなもみじの木があったんだね。木々の隙間から差し込む曇り空の弱い太陽のあかりが苔やもみじの色を深く彩ってくれている。
自然てすごいです。
人間にとって一番大切な自然の色、空気、木の声、苔の声が聞こえる。
その先に見えてきたのは、「後醍醐天皇の皇女 用堂女王墓山」の文字が刻まれた大きな石碑です。
階段を上ってみると右側の洞窟の中にお墓が建っていた。
鎌倉時代の人が作ったのかな?用堂女王さんは鎌倉時代からずっとここにいたのかな?等々歴史に思いを馳せ、鎌倉時代の人と同じ空間にいると思うとなぜか安心感を得ます。
行き止まりの所には向陵塚っていう石碑が建っていました。
誰のお墓かわからなかったのでネットで調べたら他界された旧制一高の先輩方をしのんで後輩や同窓生たちが作ったそうです。
東慶寺散策コースはここで終了。
こちらのお寺には草なばなや梅の木があったりするので、春先や初夏は草花を楽しむことができると思います。
※写真撮影は禁止されているため画像はHPよりお借りしました。
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