小さい頃はクリスマスが楽しくて仕方がなかった。
大好きなケーキが食べれるし、サンタさんから届くおもちゃのプレゼントがうれしかった。
それと、何より家族でクリスマスを祝う雰囲気にワクワクしていました。
ごちそうを食べた後はいよいよお待ちかねのイチゴがのったデコレーションケーキ。ローソクをつけて電気を消すと、とてもロマンチックでまるで夢の世界。
そんな楽しい世界も社会人になったとたんワクワクしなくなってしまった。
クリスマスは仕事が一番忙しい日。本来楽しいはずの日がつらい労働の日に変わってしまった。
毎日楽しくない仕事に追われて、街の綺麗なイルミネーションを見ても豪華なツリーを見ても何とも思わない。
大人になってからもクリスマスを楽しんでいる人はたくさんいる。
たぶん私がひねくれているんでしょう。
しかもそういう日々を20年くらい続けているうちに、別の意味で憂鬱になってくるんです。
11月になると急に日が短くなるります。それが12月になるともっと早い。
ほんの1か月前はまだ太陽が出ていて空は明るかったのに、今は真っ暗。
それが日に日に早まっていく。気温も下がるし元気だった山の木はどんどん葉が落ちて寂しい景色になっていく。
年を取るとこういう雰囲気に寂しさを感じるんですよねえ。
在宅ワークで一人ボッチで家にいると尚のこと。暗いトンネルにどんどん入っていくような感じです。
時の流れに寂しさを感じるというか、10年前は親も元気で20年前はおばあちゃんもおじいちゃんもみんな元気で、安心して暮らしていたのに。その頃に戻りたいと思っているんだと思います。
冬至まであと6日。もっともっと日は短くなる。
若い頃は全く気にならなかったのに・・・・。
親も元気で家に帰れば家族がいて、一緒に遊ぶ仲間もいたし気力もあった。
だから日が短くなっても寂しいとか全然思わなかった。
これが年を取るってことかしら?
こんなことを思っていてもすぐにまた明るい春が来る。
去年もそうだった。
去年の1月新しい職場に移ったき、仕事を終えた帰り道は真っ暗だった。
それからワチャワチャ仕事に追われているうちに3月になった。その時日が伸びたことを感じた。
その3か月はあっという間だった。もう3月かあ。ってしみじみ感じたのを覚えているから。
今年も残り半月。
去年までの自分に勝っていたい。
そして人生捨てたもんじゃないね。と自信を持ちたい。
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