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冬の「あじさい寺」 ~悟りの窓と枯山水~ 北鎌倉一人旅

鎌倉散策
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あじさい寺で知られる 明月院

明月院は別名「あじさい寺」とも呼ばれ、シーズンには多くの人が訪れる観光スポットです。

境内は国指定の史跡になっており、鎌倉最大の「やぐら」や「鎌倉十井」と呼ばれる井戸があるほか「枯山水」や「悟りの窓」と呼ばれる絵画のように美しい丸窓があります。

また、四季折々の草花が咲いているので一年を通して楽しむこともできます。

明月院の歴史

今から850年前の1159(平治元)年、平治の乱で戦死したこの地の武将である山内俊通の供養として息子の經俊が明月庵を建てたのがはじまりです。

その約百年後の1256(康元元)年、第5代執権北条時頼によって最明寺を建立。最明寺は時頼没後に廃絶しましたが、その息子で第8代執権の時宗が最明寺跡に禅興寺を創建しました。

その後上杉憲方が寺院を拡大した時に塔頭を建て明月庵は明月院と改められましたが、明治の初めころ禅興寺は廃寺となり明月院のみが残っています。

あじさい寺のみどころ

北鎌倉駅から円覚寺を通り過ぎて歩くこと10分。

古都鎌倉らしい風情のある小道を入って5分ほど歩くとあじさい寺の総門が見えてきます。

総門を過ぎて左側が北条時頼公の墓所

桂橋とう小さな橋を渡ると本堂があります。

本堂の横の和室が有名な悟りの窓と呼ばれる丸窓

奥に見えるお庭は期間限定で公開されます。(ハナショウブの開花期と紅葉期のみ公開)

本堂正面に広がる枯山水は仏教感を表現しています。

本堂の横に建っている開山堂の中にはあじさい寺の歴代住職のお位牌と中興開山密室守厳禅師(初代住職)の木像が祀られています。

その向かいにあるのが鎌倉最大の明月院やぐらです

やぐらは鎌倉時代特有の洞窟墓で羅漢洞とも呼ばれていて、元々は平治の乱の時に京都で戦死した山内俊通の供養に作られたと伝えられています。

つるべの井鎌倉十井の一つ)

鎌倉十井の中でも現在使用できる井戸としては数少ない貴重な存在です。

※鎌倉十井とは、江戸時代、水質があまりよくなかった鎌倉では特に良質の水が湧いたと伝えられている十の井戸。

あじさいで有名な山門に続く石段。梅雨の時期にはこの道をあじさいが咲き乱れます。

あじさいの小道のそばにある竹林。北鎌倉の竹取物語のようです。

ロウバイ

ウメ

春まだ遠い季節に冬の花が咲いていました。

四季折々の花

・春の花:しだれ桜 さつき ももシャクナゲ

・夏の花:アジサイ ハナショウブ ヤマユリ 

・秋の花:モミジ キンモクセイ サザンカ

・冬の花:ロウバイ ウメ ツバキ

季節ごとに鎌倉の四季を味わってみてはいかがでしょうか?

明月院へのアクセス/拝観時間/料金等

【住所】
鎌倉市山ノ内189

【アクセス】
JR「北鎌倉駅」から徒歩約10分。

【電話番号】
0467-24-3437

【拝観料】
高校生以上:500円
小中学生 :300円
障害者  :無料(要障害者手帳)
*付添1名無料

【拝観時間/入館時間】
9時00分開門~16時00分閉門
※6月のあじさい時期は変更の場合あり

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